今回は海外の銀行口座を開設するメリット・デメリットを解説していきます。

メリット

・日本円以外に分散投資ができる
・日本より高金利で資産運用ができる
・投資対象の幅が増える

順番に解説していきます。

日本円以外に分散投資することで、為替リスクや円安の影響を分散することが出来ます。分散投資は経済の流れに左右されない比較的影響を受けにくい投資が可能となります。逆に日本にだけ投資しているのはリスクしかありません。もし日本が経済破綻した場合、自分の資産も底を突く形になります。日本がデフォルトする可能性も0ではないので、世界に幅広く分散投資していきましょう。

海外の銀行口座を開設することで、日本の金利よりも高い預金金利で資産運用することが出来ます。日本の預金金利は0.001%なのに対して、アメリカは10倍、オーストラリアは約50倍、中国は約300倍の高金利で資産運用することが出来ます。

ただ、世界的に低金利が続いているので、高金利資産運用を狙っている人は各自で世界情勢に関して勉強したうえで運用することが大切です。

投資対象の幅が増える点もメリットです。海外の口座を開設しないと投資できない金融商品も存在するので、ぜひ口座開設を検討してみてください。

デメリット

・口座維持費が必要
・口座開設が複雑
・日本と別に課税される

順番に解説していきます。

口座維持費に関しては、預金残高が一定数以上あれば免除される場合もあります。各自金融機関に問い合わせて、口座維持費がかかるのか判断してみてください。

加えて、口座開設が大変な点がデメリットとして挙げられます。完全にオンラインで口座開設出来る場合もありますが、ほとんどの場合、現地に赴いてその場で対面式口座開設する必要があります。口座開設する際に一定額の手数料がかかる場合があるので、しっかり現金を持っていくようにしましょう。

また、投資先によっては日本と同じように課税される場合があります。いわゆる2重課税と呼ばれるもので、日本は約20%、アメリカは約10%の合計30%ほどの課税がかかる場合があります。ですが、アメリカの課税に関しては、確定申告する際にきちんと申告すれば免除してくれます。反対に申請することを忘れた場合は、しっかり2重課税されるのでご注意を。

国も「2重課税したので払い戻しますね」って言ってくれませんからね。自分のことは自分で解決できるようになりましょう。オフショア地域も近年注目されている投資スタイルなので、免税に関心がある人はぜひ検討してみてください。