世界では、SDGsへの注目が高まっています。また、SDGsが市民権を得るのに合わせて、ESGが企業投資の基準として注目されるようになってきました。このESGに、いち早く反応し、取り入れているのが、世界的な金融会社のナティクシスの日本支社となっているナティクシス・インベストメント・マネージャーズ株式会社です。

ナティクシスとは

ナティクシスは、世界でも有名な金融会社です。ナティクシスの始まりは1996年に行われた融合によって生まれました。ナティクシスは、フランスのBanque Française du Commerce Extérieur,BFCEと、Crédit Nationalという2つの金融会社の融合によって生まれました。ナトゥクシスという名称は、NationalとExtérieurの部分が合わさってできた社名になります。

ナトゥクシスから、現在のナティクシスになるきっかけとなったのは、2006年にNatexis S.A.と、IXIS S.A.によって行われた合併になります。この合併では、Natexis S.A.と、IXIS S.A.の親会社でもあるBanque PopulaireとCaisse d’Epargneが、ナティクシスの株式を、それぞれ35パーセントずつ保有することで合意しまいた。残りの30パーセントの株式は、公開株式となりました。

発足からしばらくするとサブプライム住宅ローン危機が発生するなど、順風満帆とは言えませんでしたが、Banque PopulaireとCaisse d’Epargneの2社が経営統合したことが切っ掛けになり、徐々に経営が安定していきます。世界中にナティクシスは支社を作り、力を増していくのですが、日本には、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ株式会社という支社があります。

どんなサービスがあるのか

ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、2022年の5月23日に、井上真司氏を代表取締役社長に任命しました。前代表取締役社長だった加藤欣司氏は、名誉会長に就任しました。この人事采配によって、コロナ禍で舵取りが難しくなった現在において、よりエネルギッシュな経営が期待されています。

ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ株式会社は、本部でもあるナティクシスの特長を生かしたサービスを展開しています。海外での実績の通り、様々な運用スタイルや時代に合わせたスタイルを維持するためのソリューションの多彩さなどは、他の金融サービスにはないと評判になっているようです。

ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ株式会社の評判

ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ株式会社は、他の金融会社に先駆けてESGを導入したことで話題となりました。ESGは、現役のプロの投資家たちが、積極的にESG戦略を導入していることからも、避けては通ることが出来ない重要な項目となっています。特にファンド系の投資家は、ESG思考の高まりや、ESGが社会的地位を得たことから、ESG投資の需要度を高めています。

ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ株式会社は、本部のナティクシスの意向などを反映させ、積極的にESG投資商品を開発しています。こういった活動が、多くの投資家からの評判を良くしているようです。もちろん、ナティクシス・インベストメント・マネージャーズは、資産運用の面でも優秀な成績を収めています。特に長期運用に関しては、かなり優秀なスコアが出ていますので、安心して資産を預けることができるようです。